2日目の夜は、念願の「閑臥庵」で普茶料理をいただきます。
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閑臥庵の京普茶料理は精進料理で、油を巧みに使うのが特徴で、薬膳料理と相通じるものがあり、材料からしても非常に健康的でこれを食し続けていた黄檗の高僧は、おしなべて長生きだったといわれています。
五観の偈(ごかんのげ)
五観の偈(ごかんのげ)は、主に禅宗において食事の前に唱えられる偈文で
僧侶の食事作法のひとつですが、道徳的普遍性の高い文章である為
禅に限らず多くの分野で引用されております。
・一つには功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る
・二つには己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず
・三つには心を防ぎ過貪等(とがとんとう)を離るるを宗(しゅう)とす
・四つには正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり
・五つには道行(どうぎょう)を成ぜんが為に応(まさ)にこの食(じき)を受くべし
・一つにはこの食事がどうしてできたかを考え、食事が調うまでの多くの人々の働きに感謝をいたします
・二つには自分の行いが、この食を頂くに価するものであるかどうか反省します
・三つには心を正しく保ち、あやまった行いを避けるために、貪など三つの過ちを持たないことを誓います
・四つには食とは良薬なのであり、身体をやしない、正しい健康を得るために頂くのです
・五つには今この食事を頂くのは、己の道を成し遂げるためです
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本堂
お参りして、後水尾法皇のゆかりの品を見せていただき、ちょっとお勉強させていただいて…
いただきます!
お抹茶と木魚の形のお菓子
竹膳
筝羹(しゅんかん)季節野菜の煮合わせ
うめぼしの日の出揚げ
揚油(やんうー)揚げ物
新しいメニューの角煮もどき
麻腐(まふ)胡麻豆腐
雲片(うんぺん)くず引き
浸菜(しんつぁい)お浸し
くりもどき
うなぎの蒲焼もどき
湯葉
酸菜(さんつぁい)酢の物
飯子(はんつう)・澄子(すめ)・掩菜(えんつぁい)
ごはん・澄まし汁・漬物
果菜(くおうさい)水物
は、サロンに移動して…
お庭
普茶料理は本来四人が一卓に対座し一器一椀から一品づつ、給仕なしでいただくものですが、コロナ禍で、一人ひとりのお皿に盛って運ばれて来ました。
お野菜を色々なお料理にしていただいて食べる幸せ!
ごちそうさまでした。
ありがとうございました。